生成AIはどうやって文章を作るの?言葉を予測する仕組みをイラストで解説

生成AIが大量の文章を学び、次の言葉を予測しながら文章を作る流れを紹介する表紙

生成AIへ質問すると、まるで人が考えたような文章が返ってきます。しかし文章生成AIの中心にある大規模言語モデルは、基本的に文脈から次に続きそうな言葉を予測して文章を作っています。

学習から文章が完成するまでを6段階で見てみましょう。

文章ができるまでを6段階で見てみよう

カードを押すと、その説明へ移動します。

※実際の構造や生成方法は、使用するモデルや設定によって異なります。

大量の文章データから言葉の並び方や組み合わせのパターンを学習する生成AIの図解

大量の文章から学ぶ

生成AIの文章を作る中心部分は「大規模言語モデル」と呼ばれます。多くの文章を使った学習を通して、どのような言葉が、どんな順序や組み合わせで現れやすいかをモデル内の数値へ反映します。

入力された文章がトークンという小さな単位へ分割され、数値へ変換される図解

文章を小さく分ける

コンピューターは文章をそのまま扱うのではありません。入力文を文字や単語の一部などの小さな単位「トークン」へ分け、それぞれを数値へ変換してモデルの計算に使います。分け方はモデルによって異なります。

トークン同士の関係へ注目し、前後の文脈を捉える生成AIの図解

前後の文脈を確かめる

モデルは入力されたトークンと、それまでに生成されたトークンの関係を計算します。文章の中でどの部分へ注目するかを調整しながら、質問の内容や前後の流れに合う続きを考える材料にします。

次に続く複数のトークン候補へ確率を付け、候補から一つを選ぶ図解

次の言葉を予測する

学習した言葉のパターンと現在の文脈をもとに、次に続く可能性があるトークンへそれぞれ確率を付けます。その候補から一つを選びますが、選び方はモデルや生成時の設定によって変わります。

選ばれたトークンを文章へ加え、次のトークン予測を繰り返して文章を伸ばす図解

予測を繰り返す

選ばれたトークンを文章の続きへ加えると、そのトークンを含む新しい文脈で次の候補をもう一度計算します。「選ぶ→加える→また予測する」を高速で繰り返し、少しずつ文章を伸ばします。

自然に見える生成AIの回答を、元資料と照らし合わせて人が確認する図解

正しいとは限らない

生成AIは、文脈に合う自然な続きを予測する仕組みです。その文章が現実の事実と一致することまで自動的に保証するものではありません。重要な情報は、公的資料や信頼できる情報源で確認する必要があります。

まとめ

1

大量の文章から、言葉の順序や組み合わせのパターンを学びます。

2

文章をトークンへ分け、前後の関係を数値として計算します。

3

次に続く候補の確率を求め、選択と予測を繰り返して文章を作ります。

4

自然な文章でも事実と一致するとは限らないため、人による確認が必要です。

生成AIは「完成した文章を倉庫から取り出す」のではなく、文脈に合わせて続きを少しずつ作っています。

参考資料

※説明は一般的な自己回帰型の大規模言語モデルを簡略化したものです。モデルによって構造や生成方法は異なります。

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