
空から落ちてくる雨は、突然雲の中に現れるわけではありません。もともとは海や川、地面などにあった水です。
水は蒸発・凝結・降水を繰り返しながら、地表と空の間をめぐっています。雨が降るまでを6段階で見てみましょう。
雨が降るまでを6段階で見てみよう
カードを押すと、その説明へ移動します。
※気温によっては、雨ではなく雪・みぞれ・ひょうなどになることもあります。

太陽が地表の水を温める
太陽のエネルギーで海や川、湖、ぬれた地面などの水が温められます。水の一部は液体から気体の水蒸気へ変わり、大気中へ移動します。植物から出る水分も大気へ加わります。

水蒸気が空へ運ばれる
蒸発した水蒸気は目に見えません。水蒸気を含んだ空気が温められたり、山に沿って持ち上げられたりすると、上昇する空気とともに上空へ運ばれます。

上空で冷やされ雲ができる
空気は上昇すると膨らんで温度が下がります。冷えた空気中の水蒸気は、ちりや海塩などの小さな粒を核にして凝結し、小さな水滴や氷の粒になります。その集まりが雲です。

雲の中で粒が成長する
雲の中では、小さな水滴がぶつかって合体したり、低い温度の場所で氷の結晶が成長したりします。こうして、雲粒より大きな雨滴や雪の結晶へ育っていきます。

大きくなった粒が落ちる
成長した粒が上昇気流で支えきれない大きさになると、重力で地上へ落ち始めます。地上へ届くまで液体なら雨、氷の結晶がとけずに届けば雪になります。

地上の水はまた空へ戻る
地上へ降った水は、川を流れたり地面へしみ込んで地下水になったりしながら、やがて海などへ移動します。その水は再び蒸発し、地表と空の間を循環します。
まとめ
太陽のエネルギーで地表の水が蒸発し、水蒸気になります。
水蒸気を含む空気が上昇して冷えると、雲粒や氷晶ができます。
雲の中で粒が成長し、支えきれなくなると重力で落下します。
降った水は川や地下水、海へ移動し、再び空へ戻ります。
参考資料
※雲の温度や大気の状態により、雨粒が成長する詳しい過程や降水の種類は異なります。
